発達障がいの子どもにはどんな特徴があるか!

さて、今回は発達障がいについて書こうと思います。というか、私の友人に発達障がいを持つ方がおりまして、その方に是非発達障がいについて情報発信してみないか?と尋ねたところ、なんと気軽にOKしていただきました^^

なので今回は私に変わって記事を書いていただきました。ではいきましょう♪

 

テーマ:発達障がいの子どもにはどんな特徴があるか?

発達障がいの子どもの特徴

『自分の子どもが発達障がい』『もしかしたら子どもが発達障がいかも・・』など、悩んでる方々はたくさんいると思います。私自身、発達障がいをもっています。診断は16歳の時にされました。診断名は広汎性発達障がい・ADHD・LDです。その他に、二次障害やアダルトチルドレンなどの診断も出ました。

そんな私が自分の目線で、見てきたこと体験したことなどを少しでも皆さんのお役に立てればと思いご紹介していきたいと思います。

まずはじめに、知っておいて欲しいことがあります。発達障がいは『一生付き合っていくもの』です。風邪が治るなど、そういった『治る』ということはありません。本などでよく、『発達障がいは治る』など目にすることがあります。

ですが、この言い方は違います。正しくいうならば『発達障がいは、適切な療育などをしていくと目立たなくなる』という意味です。

発達障がいと一言に言っても、特徴は様々です。100人いれば100通りあります。その中で大まかなパターンをご紹介します。

 

発達障がいの大まかなパターン

自閉系の場合だと意識を飛ばすことが多いです。意識を飛ばすと言っても、寝てるなどではありません。『自分の世界に入っている』と言ったらわかりやすいでしょうか。見ている感じだと、静かだし、目も開いているので授業などちゃんと聞いているように見えます。

ですが、普通のぼーっとしている時とは違います。周りのことは関係なく、シャットアウトしてしまっていることが多いです。分かりやすい例をあげるならば、保育園などでみんなが騒ぎ回っている中ぽつんと端っこで本を読んでいます。それも、周りを気にすることもなくただただ自分の世界に入っているのです。

自閉系は偏食も多いです。味や匂いに敏感な子が多く、味が混ざってしまうと食べれないものなど多くあります。苦手な匂いも多いために、食べれないものも多くあります。

 

多動系の場合だと、ただじっとしているということが苦手です。手遊びをしていたり、足をパタパタ動かしていたり、貧乏揺すりをすることも多いです。基本的におしゃべりで、マシンガントークになりがちです。飛び出してしまうことも多く、危険も多いです。予想外の行動をするので、ケガも多いです。

 

LDの場合だと、ある一定の科目などが苦手です。苦手分野によっては例えば、5年生なのに1年生の問題が解けないなどがあります。LDはいろいろな種類があり、読みが苦手、書きが苦手、暗記が苦手、数字が苦手、など様々あります。鏡文字がなかなか直らないというケースなどもあります。

 

子どもの頃の私のお話

私の子どもの頃のお話を少ししようと思います。幼少期の頃から、おしゃべりが大好きでした。小さい頃から朝は弱く夜に強い子でした。なので、寝坊してよく保育園などに遅刻していました。タイムスケジュールが苦手で、パターンで覚える子でした。

例えば、『しまじろうが終わったら保育園に行く時間』などです。保育園に行く途中でも気になるものを見つけると、繋いでいた手を話して走って飛んでいく子でした。

あと、気に入った物があれば『ずっと』でした。私が保育園のときにちょうどセーラームーンが流行っていました。セーラームーンが大好きだった私は買ってもらったセーラームーンの服を毎日着て保育園に行っていました。ですが、持っているセーラームーンの服は1着でした。なので母は毎日洗濯に追われていました。

 

有名番組のクレヨンしんちゃんをご存知の方は多いと思います。ちょうど私が生まれた年に始まったクレヨンしんちゃん。まさにあの、『しんちゃん』が私だと思っていただけたらわかりやすいと思います。

思うがままに行動しているしんちゃん。けど、彼は彼なりに理由があって行動しています。大人には分からない予想外のこともします。母は、私のことを『クレヨンしんこ』と呼んでいました。

現在は本当に番組内にもしんこちゃんが出てきているのでびっくりですが、まさに私もあの通りでした。気になることはトコトンがもっとうで、他のことはお構いなしでした。大人になった今でもまだ、そういったところがあります。

 

発達障がい全般について

発達障がいの子は基本的にタイムスケジュールがとても苦手です。実際の時間と体感の時間との差がとても大きいが為に起こってしまいます。なので、パターン付けしてあげるのが1番覚えやすいと思います。

デジタルだと分かりづらいので、アナログでしてあげるのがオススメです。丸く時計を書いてあげて『短い針と長い針がここにきたら○○をする』などと1つずつ書いてあげると分かりやすいです。それをパターン化しなければいけないので、書いた紙などを壁に貼ったり、テレビの時間を目安にしたりすることもオススメです。

 

季節感が無い子も多いです。真冬に半袖短パンで外にへっちゃらに出て行ってしまうこともあります。なので、最初は春夏秋冬ごとに服を決めてあげることをオススメします。慣れてきたら、一緒に『この服はいつ着るものかな?』と考えてあげると良いと思います。すべて決めてあげると今後自分で服を決めれなくなってしまうので、一緒に考えてやらせてみることも大切です。

 

得意不得意の凸凹

発達障がい自体、とても得意不得意の凸凹が大きいです。
『できて当然』
『なんでできないの?』
『〜だろう』
は絶対思ってはいけません。

この年齢ならできるでしょと思っても、できることと、できないことがあるのが発達障がいの大きな特徴と言えるからです。なので、親が子どもの『分かることと分からないことを的確に知ることが大切』です。

できないことがあると大体2パターンに分かれます。パターンとしては、固まるか暴れるかです。どうし分からないのに聞かないの?と思う方が大半だと思います。

ですが、違います。『聞かないのではなく、聞けない』のです。それはなぜかというと、『何がわからないかが、わからないから聞けない』んです。

なので、『どこが分からないの?』や『どうしたの?』などの聞き方をしてあげると、少しずつ答えてくれます。発達障がいの子は、自分の気持ちを発信するのがとても苦手です。なので、気持ちを発信しやすくしてあげることが大切です。

1つ1つ丁寧に聞いてあげることで、子どもは応えてくれます。いっぺんに聞こうとすると混乱してしまうので、絶対に焦らずにゆっくり聞いてあげてください。

 

さいごに

発達障がいは子どもの頃の対応や療育などがとても大切です。私が発達障がいと知ったのは16歳の頃でしたので、それまでのことなどがいろいろあり、二次障害も発症してしまっていました。

現在も、その二次障害があります。大人になってから自分でいろいろ勉強したり、当事者研究会(当事者が集まり意見交換などをする場)などに行ったりといろいろしています。ですが、ある程度大人になってしまってから知るということはとても大変です。

私の場合は最初は受け入れれず、親や環境、自分を攻め何度も自分を傷つけた経験もあります。それに、大人の発達障がいに関わっている医療機関や相談場所(カウンセリングなど)はあまりありません。子どもの方だと、断然に大人の方より多いんです。なので、少しでも早い段階から『知る』ということはとても大切です。

少しでも『もしかしたら自分の子どもが・・』と思っている親御さんなどは、怖がらずに医療機関などに相談してみてください。1人で困っていたり、家族で悩んでいても何も始まりません。私のような二次障害を発症してしまうケースも多いです。

小さいうちに知っていて、適切な療育などを行っていればできることもたくさん増えますし、得意なことも伸ばせます。
なので、1日でも早く相談してみてください。

 

始めにも書きましたが発達障がいは、一生ものです。辛いこと、悲しいこと、もちろんたくさん数え切れないほどあります。ですが、知っていれば軽減されることもたくさんあります。大人の発達障がいの方も、『もしかしたら自分も・・』と感じてる方も自分を受け入れることも大切です。

そして、自分から目をそむけないでください。逃げても、自分からは逃げることはできません。キツイと思います。
ツライと思います。私もそうです。

でも、どうせ生きなければいけないのなら少しでも自分らしく、生きやすいように、楽しくいきましょう。頑張ることももちろん必要です。でも、息抜きも必要です。『ちょうど良く』が苦手な私達ですが、『自分に合ったちょうど良く』を見つけてみてください。

 

---------いかがでしたでしょうか?

この方、実際に発達障がいを持ち、発達障がいと共に生きている方なんです。私から見たら、確かにちょっと変わっている部分はありますが、それもひとつの個性なんですよね。発達障がいの子どもに限らずですが、もっとフラットに、もっと大胆に、そして慎重に、成長を見ていくことができたらなと思います。

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