シェービングクリームで洗顔はできない?洗顔料との違いも解説

毎朝顔のお手入れをする際に、洗顔料とシェービングクリームの両方を使う事に煩わしさを感じている人は少なくないのではないでしょうか。シェービングクリームと洗顔料はどちらも顔に使う泡状のスキンケア用のアイテムであるため、一見するとシェービングクリームだけで良いのでは?と感じる人も多いかもしれません。今回は、シェービングクリームで洗顔ができるのかという疑問について解説していきます。

シェービングクリームは洗顔として使える

シェービングクリームとは

電動髭そりを使わない場合、髭そりは基本的にカミソリを使う事になりますが、鋭いカミソリの刃は肌を強く擦ってしまい、傷をつけてしまいます。シェービングクリームはこのカミソリの刃による肌へのダメージを和らげるのを主な目的としたアイテムです。シェービングクリームの役割として重要なポイントは次の2点です。

 

潤滑性

前述したように、カミソリの刃が与える肌へダメージをなるべく少ないものにするために、シェービングクリームには優れた潤滑性が求められます。そのため、シェービングクリームにはわずかに粘りを感じるものが多い傾向にあります。

 

髭への浸透力

髭などの毛は水分を含ませることで柔らかくすることができ、それによってカミソリで簡単に切れるようになります。また、硬いままだと切る際に髭の毛穴が強く引っ張られ、場合によっては出血することもあるため、柔らかくすることは大切です。他にも、髭は水分を含むとおよそ40%ほど膨張するため、より髭の根の方から剃る事が可能になるのも大きなポイントと言えます。

 

洗顔料とは

洗顔料はその名の通り、顔の皮脂や汚れを落とすためのものです。もちろん、汚れを落とすだけではなく肌を良い状態に保つ必要があるため、顔を洗い流した後のケアなども目的とした成分が含まれています。洗顔料の役割として重要なポイントは次の3点です。

汚れや角質を落とす適度な洗浄力

洗顔料は凹凸の多い顔をきれいにするため、凹みなどでも入り込んで汚れを落とす洗浄力が必要となります。また、古い角質などをしっかり取れるように特定の酵素が含まれている場合もあります。しかし、洗浄力が強すぎると皮膚を保護するための最低限の皮脂などもすべて落としきってしまい、肌の乾燥が激しくなってしまうため、あくまで強すぎない適度さが求められます。

 

肌の保湿力を高める

肌が健康的に代謝を行うためにはある程度湿潤である必要があります。そのため、洗顔料には肌が多くの水分を保持しておけるように保湿力を高める成分が含まれてます。

#肌の状態を良くするための栄養分
洗顔料は肌の状態を良くするために、肌表面から吸収できるビタミンCなどの栄養を含んだものもあります。これらは肌のハリを取り戻し、健康な状態に保つために必要なもので、洗顔後の肌の免疫を高める目的でも配合されてます。

 

シェービングクリームを洗顔料として使えるか

このように、シェービングクリームと洗顔料の役割は基本的にあまり重なっていません。シェービングクリームは「潤滑性と髭などへの水分の浸透」を目的にしていますし、洗顔料は「肌の汚れの洗浄と栄養や保湿成分の供給」を目的としているからです。

そのため、基本的にシェービングクリームは洗顔料の代わりにはならないと考えた方が良いでしょう。しかし、あくまでこれは基本的にはそうなっているという話であり、中には洗顔料の成分を配合した「洗顔もできるシェービングクリーム」なども販売されているため、そういった商品であれば洗顔と髭剃りを一本で行うことができるでしょう。

 

基本的にはシェービングクリームで洗顔はできないが例外もある

基本的にシェービングクリームと洗顔料は使用目的が違うため、シェービングクリームでの洗顔はできません。しかし、中には洗顔もできるシェービングクリームも登場しているため、手持ちのシェービングクリームの注意書きなどをよく読んで洗顔にも使えるのかどうかを確かめて見ると良いでしょう。ただし、兼用商品よりもそれぞれの専用商品の方がより効果が高い事が多いため、目的に合わせて選択することをおすすめします。

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