当事者目線から送る「発達障がい者が普段から気をつけること」とは

さて今回は、同じ発達障がいに関するでも、「発達障がい者」のための記事になります。発達障がいを持つ人は、いろんな場面で戸惑い、上手くできないことが多々あります。自分のためにできる、セルフコントロールについて書いていただきました。

テーマ:発達障がい者目線から、自分がどうすべきか?

発達障がい者のセルフコントロール

タイプ別で考える

これは実際わたしも行っていることですが、タイプ別に見れるようになると少し楽になってきます。わたしの場合だと、昔からこういった環境にあったため自然に見についたものですが、それが難しい場合や最初のうちはノートなどにメモを取るといいと思います。

例えば、自分の周りの人を考えてみてください。家族などでもいいです。大体、発達障がいがない人の場合でも大まかに2種類のタイプに分かれると思います。まずは【多動タイプ】と【自閉タイプ】に分けてみてください。

多動タイプの場合

  • せわしなくパタパタ動いている
  • うっかりが多い
  • 忘れ物が多い
  • 思いつきで行動しやすい

などです。

自閉タイプ

  • 相手の気持ちを考えずに発言してしまう
  • ひとりでいることが好き
  • 思い込みなどで発言、行動をしてしまいがち
  • 会話のズレなどが起きる

などです。これは決して絶対ではなく、わたしならではのタイプ別分け方なので他にも気になる点などは、メモにしていくといいと思います。

このタイプ別がある程度できるようになると、とても生活のしやすさが変わります。なぜならこれができるようになると、対応をいくつかパターンで分けれるからです。何もわからずに接してしまうとイライラしてしまったり、落ち込んでしまったりなどしてしまうことが多いと思うので、これはとても使えると思います。

あとはカラー別で分けることもできます。『このカラーの人はこの接し方』と覚えておくと、何もなかったときよりも生活がしやすくなります。

ただ注意して欲しいことがあります。これは個人的なタイプ分けなので、決して押し付けたりなどしてはいけません。
決めつけもしてはいけません。それは【自分が過ごしやすくなるためにこのタイプ分けが存在する】からです。なので、自分の中だけでタイプ分けをしてみてくださいね。

 

発達障がいのせいにして逃げない

大人になると絶対してはいけないこと。それは逃げることです。やったこともないことをしたりするのは、とても怖いことですよね。

ですがそれは発達障がいだからというよりも、みんな同じです。発達障がいがない人もみんな初めてのことは怖いものです。どうしても自分は発達障がいがあるとわかっていると、発達障がいのせいにして逃げてしまうものです。

わたしもそうです。でも、それは違うということに気が付きました。最初から決めつけているだけなんです。もちろん苦手なことってたくさんありますよね。

ですが、やってもいないうちからそれを口にしたり思うのはダメです。1回目は失敗するかもしれません。それはみんなそうです。2回目になると1回目よりも失敗は少なくなってるかもしれません。3回目には苦手なこと、苦手だと思い込んでいたことが少しでもできるようになっているかもしれません。

【苦手なことも3回挑戦してみる。とにかくやってみる】それを大事にして欲しいです。発達障がいの人は、自己認知度も自己採点もとても低いです。やってみてダメだったことは仕方ありません。苦手なんです。

ですがそこに囚われないでください。いろいろやっていくと、自分の経験に繋がります。経験が増えると、自己認知度も自己採点も上がるようになります。『なんでこんなこともできないの!?』思ってしまいますよね。

でも、少し落ち着いてみてください。昔よりもできることが増えているはずです。それは、【自分がちゃんと経験してきたから】なんです。なので経験をすることを怖がらずに、逃げずにやってみてください。もしかしたら、昔は苦手だったことが得意なことになる場合もあります。それは、わたしがそうでした。

 

さいごに

どうだったでしょうか。今回は大人の発達障がいについて書かせていただきました。発達障がいは目に見えるものでは無いので、大人になればなるほど大変ですよね。ですが、少しでも自分がやりやすいように【自分で開拓していくこと】が何よりも大切です。焦らずゆっくり自分のペースで、自分を励ましながら、自分を褒めながら生きていくことが大切です。

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