タイヤ保管の真実!ワックスの効果は意味がない!

タイヤワックスの効果

雪が降る地域で車を運転される方は、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの2種類をお持ちかと思います。

季節に合わせてタイヤを付け替えるのも大変ですよね。

私も雪が降る田舎で生まれ育ったので、冬になるとスタッドレスタイヤに付け替えて運転していました。

そんな外したタイヤは、どのように保管されていますか?ワックスは塗られていますか?
「綺麗に保管しておきたいからワックスを塗っているけど、良いの?」
「タイヤ保管で何か気を付けることはあるの?」

そう思っている方もみえるかと思います。

そこで今回は、タイヤ保管の真実!ワックスの効果は如何に?について書いていきます。他にもタイヤ保管のポイントなども書いていきますね。

この記事を読んで、今後のタイヤ保管について参考にされてみて下さいね。

タイヤ保管にワックスは逆効果!?

日頃から洗車後にタイヤのお手入れとしてワックスを使われている方も多くみえるかと思います。

仕上げにワックスを使う事でタイヤに艶をもたせ、汚れや紫外線などからタイヤを保護することも出来るのです。優秀なアイテムですよね。

タイヤ保管は長期間になるので、ワックスを塗ってなるべく綺麗な状態で保管したいと誰しも思う事です。

 

でも、実はタイヤ保管にワックスは逆効果なのです。

タイヤの表面には徐々に油脂成分が出てくるよう成分が設計されています。これはタイヤが一気に硬化しないよう考えて作られているものです。

そこに油膜であるワックスを塗って保管してしまうと、タイヤの油脂成分をせき止めてしまい硬化がどんどん進んでしまうことになります。

つまりタイヤを保管する時は泥などを綺麗に洗い流し、ワックスを塗らずに保管することをオススメします。

 

でもこのままでは汚れや紫外線などでタイヤは劣化してしまうので、タイヤカバ―を被せて保管しておきましょう。

 

ワックスの効果的な使い方

タイヤ保管の時にワックスを塗らないということは、一体いつワックスを使ったら良いのでしょう。

それは先程も書きましたが洗車などでタイヤを綺麗に洗った後、仕上げとしてワックスを使います。

そんなワックスですが実は“油性タイプ”と“水性タイプ”があることをご存知ですか?それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

油性タイプ

  • 石油系溶剤の中にシリコンを溶かしたもの
  • 価格は安めで塗りやすい
  • 密着度が高いので雨などでも落ちにくい
  • 石油系溶剤がタイヤに浸透し劣化を進める恐れがある

水性タイプ

  • 水の中にシリコンオイルを溶かしたもの
  • 価格は高めで塗りづらい
  • 水性なので雨や水などで流れやすく、持続性があまりない
  • タイヤの劣化を進める恐れがない

それぞれ特徴があるので、自分に合ったワックスを選んでみて下さいね。

 

他にもある?タイヤ保管のポイント

タイヤ保管の時にワックスを塗らないというポイントは先程書きましたね。他にも大切なタイヤを長持ちさせる保管のポイントがあるのでご紹介します。

 

  1. しっかり乾燥させる
  2. 直射日光が当たらない場所に保管する
  3. タイヤの置き方に注意する
  4. ビニール袋に入れてから専用カバーを掛ける
  5. 屋外保管の場合は盗難に注意する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

しっかり乾燥させる

水洗いした後、乾燥が不十分だと劣化の原因になります。半日ほど風通しの良い日陰で乾燥させましょう。

 

直射日光が当たらない場所に保管する

一年中、一定の湿度と温度が保たれている事もポイントの1つです。最適な場所が無い場合はタイヤカバーなどを利用して少しでも理想の空間に近づけましょう。

 

タイヤの置き方に注意する

ホイールをはめた状態のタイヤはタイヤを横にして上に積んでいく“横積み”にしましょう。タイヤ単体は横積みでも良いですし、タイヤを縦にして横に並べていく“縦積み”でも良いでしょう。

 

ビニール袋に入れてから専用袋を掛ける

ビニール袋は専用の袋も売っていますが、自宅にある大きなゴミ袋でも代用できます。しっかりカバーを掛けて雨風や紫外線からタイヤを守りましょう。

 

屋外保管の場合は盗難に注意する

タイヤはガレージや車庫など、なるべく屋内に保管しましょう。場所が無く、屋外で保管する場合はチェーンやワイヤーで鍵をして盗難に注意しましょう。

 

まとめ

さて、タイヤ保管の真実!ワックスの効果は如何に?について書きました。いくつかポイントがありましたので確認してみましょう。

  • タイヤにワックスを塗って保管すると、タイヤの油脂成分をせき止めてしまい硬化に繋がる
  • ワックスは洗車などでタイヤを綺麗に洗った後、仕上げとしてタイヤに塗る
  • ワックスは油性タイプと水性タイプがある
  • 保管の際はタイヤを洗った後よく乾燥させ、直射日光の当たらない場所に保管するとタイヤが長持ちする
  • 他にもタイヤの置き方やタイヤカバーを掛ける、盗難にも注意して保管するのがポイント

いかがでしたか?

保管の際に塗るワックスが逆効果なのは少し驚きですよね。この記事を参考に、今後のタイヤ保管に役立てて頂けたら幸いです。

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