最近、テレビでよく記者会見の様子が放送されますね。私はワイドショーが好きなのでよく見ています。
その時、画面にカメラマンのフラッシュと共に「フラッシュの点滅にご注意下さい」というテロップが流れますがご存知でしたか?
「注意喚起は良く見るけど、どういう意味なのだろう」
「点滅をずっと見ているとどうなるの?」
そう思っている方もみえるかと思います。
そこで今回は、「フラッシュの点滅にご注意下さい」の意味!何気に重要です!について書いていきます。他にも、私たち視聴者はどうすれば良いのか!ついても書いていきますね。テレビを良く見る方、またこのテロップの意味について詳しく知りたい方はこの記事をぜひ読んでみて下さいね。
テレビでよく見る「フラッシュの点滅にご注意下さい」の意味
「フラッシュの点滅にご注意下さい」とはどういう意味かご存知ですか?
これはそのまま言葉通りの意味ですが「これからフラッシュの光が激しく点滅します。特に点滅が苦手な方はテレビ画面を見続けないようご注意ください」という意味なのです。ここまでテロップを長文にしてしまうと画面全体を使うことになるので簡潔して書かれているのです。
実はこの注意喚起のテロップは、前回の記事でも書いた1997年に起きたポケモンショックという事件を機に広く世間に広まったと言われています。
ポケモンショックとは赤と青の光が高速で点滅するシーンを見て「気持ちが悪い」「めまいがする」など体調を崩す子供が続出、中には全身けいれんで緊急搬送された子供もいた事件でしたよね。フラッシュの点滅もポケモンショックの赤と青の点滅と同じような作用を及ぼすと言われている為、点滅を見続けないよう注意喚起しているのです。
点滅を見ているとどうなる?
では、この注意喚起を守らずフラッシュの点滅をずっと見続けているとどうなるのでしょう?
光の点滅に特に敏感ではない方は、見続けても影響ない場合がほとんどです。その日の体調や画面を見ている環境にもよりますので過信は良くないと思いますが。
注意しなければならないのは、光の点滅に敏感な方やてんかん発作、光過敏性発作を起こしやすい方です。てんかん発作を起こしやすい方は1秒間に2~3回ほどの光点滅でも発作を起こす危険性があると言われています。テレビ画面のフラッシュ点滅が激しい時は1秒間に2~3回程度ではなく、もっとたくさん点滅していますよね。
このフラッシュ点滅を見続けた場合てんかん発作や光過敏性発作を起こし、頭痛や吐き気、痙攣など様々な症状が出てしまう可能性があるのです。
どうすれば良いの?
ではこの「フラッシュの点滅にご注意下さい」というテロップが出た時、私たちはどうすれば良いのでしょうか?先ほども書きましたがフラッシュの点滅を見た全員に発作が出るという事ではありません。光に敏感な方や体調が優れない方、心当たりがある方はこれから紹介する方法を試してみて下さい。
- 明るい部屋で見る
- 視線をそらす
- テレビサイズの見直し
それぞれ詳しく見ていきましょう。
明るい部屋で見る
ポケモンショックの記事でも書きましたが、明るい場所でテレビから離れて見ることで発作を抑制することができる、という専門家の意見があります。暗い部屋だとフラッシュの点滅も余計眩しく見えますよね。テレビを見る環境から整えてみて下さい。
視線をそらす
フラッシュの点滅やこのテロップを見たら、早めに視線をテレビからそらして下さい。大きくそらす必要は無く、少し上や下を向けばフラッシュの刺激は軽減されると思います。また目をつぶるのも方法の1つかと思います。
テレビサイズの見直し
近年、テレビが巨大化しており昔より大きなテレビで鑑賞されている方が多いように思います。大きなテレビだと映画なども臨場感があり憧れますよね。しかし大きなテレビだとフラッシュの刺激も大きいのです。大きなテレビが駄目というわけではなく、光の刺激が心配だという方は部屋の大きさにあったテレビを置くようにしましょう。
まとめ
さて、「フラッシュの点滅にご注意下さい」の意味!何気に重要です!について書きました。いくつかポイントがありましたので確認してみましょう。
- フラッシュの点滅にご注意下さいとは「これからフラッシュの光が激しく点滅します。特に点滅が苦手な方はテレビ画面を見続けないようご注意ください」という意味
- フラッシュ点滅を見続けた場合てんかん発作や光過敏性発作を起こし、頭痛や吐き気、痙攣など様々な症状が出てしまう可能性がある
- 私たち視聴者は明るい部屋で、サイズ感のあったテレビで視聴する
- フラッシュの点滅やテロップを見たら、早めに視線をテレビからそらす
いかがでしたか?普段何気なく見ている「フラッシュの点滅にご注意下さい」というテロップにはとても重要な意味がありましたね。ぜひ参考にされてみて下さいね。