ポケモンとは1997年にゲームがアニメ化され今も、子供たちを虜にしているアニメですね。私も子供の頃、親にゲームソフトを買ってもらいポケモンを楽しんでいた事を思い出します。そして最近ではポケモンgoというスマホゲームも流行り、大人まで夢中になっていますね。そんなポケモンですが、あなたはポケモンショックという言葉ご存知ですか?
「昔聞いた記憶はあるけど、何だったかな?」
「ポケモンショックの原因って何?」
そう思っている方もみえるかと思います。そこで今回は、ポケモンショックとは何?てんかんと関係あるの?について書いていきます。他にもポケモンショックにならない為、気を付けること!についても書いていきますね。
ポケモンショックについて詳しく知りたい方は、この記事を読み今後の参考にしてみて下さい。
ポケモンショックとは
“ポケモンショック”昔聞いたことがある方もいますが、忘れてしまったという方に簡単に説明しますね。
ポケモンショックとは別名ポリゴンショックとも言われ、1997年12月16日に放送されたポケットモンスター第38話「でんのうせんしポリゴン」の放送によって起きた事件です。主人公たちがコンピューターの世界に入り込むという内容で、赤と青の激しい点滅が繰り返し放送されました。
その赤と青の光が高速で点滅するシーンを見て「気持ちが悪い」「めまいがする」など体調を崩す子供が続出しました。中には全身けいれんで緊急搬送されるという大変な事態にまで至ったケースもあります。
何人くらいに症状が出た?
ポケモンショック、恐ろしい事件ですよね。アニメを見ていた視聴者のほとんどは子供なので余計に恐怖を覚えます。そんなポケモンショック、見た子供全員に症状が出たのでしょうか?
実は後の調べで体調を崩したのは小さい子供を中心に750人ほどだと言われています。その中で入院したのは135人ほどでした。
この回の視聴率は関東地区16.5%、関西地区10.4%で、およそ345万人の視聴者が放送を見ていたと推定されています。345万人のうち体調不良の子供が750人なので4600人に1人が体調不良だという割合になりますね。
それほど多い人数ではないと思いがちですが、「異変を感じたが病院に行かなかった」という子供も含めるともっと多くの人に影響を与えていたと思います。また、テレビを見ているだけで全身けいれんの症状が起きるのは大きな問題だと私は感じます。
ポケモンショックの原因?
そんなポケモンショックの原因は一体何なのでしょうか?後の調べで原因は“光過敏性発作”だと言われています。この発作は視覚に入ってきた光の刺激が原因で異常反応を起こす症状です。
今回のポケモンの場合、赤と青の激しい光の点滅が原因で脳が興奮状態となり正常判断が出来なくなったと考えられます。
この光過敏性発作はてんかんの一種だと言われていますが、「そうではない」という意見もあり今後更なる研究が必要とされています。
気をつけることは?
光過敏性発作を起こさないために、私たちはどんな事に気をつければ良いのでしょうか。よくテレビの放送開始時に「明るい場所でテレビから離れてみましょう」というテロップが出ますよね。
実はこれ無意味にテロップを出している訳ではないのです。
明るい場所でテレビから離れて見ることで光過敏性発作を抑制することができる、という専門家の意見があるからなのです。常日頃から注意することですが、このテロップが出た時は特に気をつけたいですね。
また光過敏性発作を起こしやすい人には共通点があるとも言われています。それはあなた自身が光の点滅に敏感か?ということです。
“光過敏性”という要素を持っているかどうか?で発作が起きやすいかが変わってきます。テレビやスマホなど光によって目に違和感がある人は一度医師に相談してみるといいかと思います。
まとめ
さて、ポケモンショックとは何?てんかんと関係あるの?について書きました。いくつかポイントがありましたので確認してみましょう。
- ポケモンショックとは赤と青の光が高速で点滅するシーンを見て「気持ちが悪い」「めまいがする」など体調を崩す子供が続出した事件
- 中には全身けいれんで緊急搬送されるというケースもあった
- 体調を崩したのは小さい子供を中心に750人、その中の135人が入院した
- ポケモンショックの原因は“光過敏性発作”
- 光過敏性発作はてんかんの一種だと言われているが、定かではない
- 光過敏性発作にならない為に、明るい部屋でテレビから離れて見る
- あなた自身が光過敏性という要素を持っているか、気になる場合は医師に相談する
いかがでしたか?忘れかけていた人もポケモンショックについて思い出して頂けたかと思います。テレビを見る事は悪い事ではないので、明るい部屋でテレビから離れて見る!というマナーをきちんと守って楽しみたいですね。また小さな子供は夢中になってテレビに近づいてしまいがちです。親御さんが注意して見ていてあげましょう。