生まれたばかりの新生児。
小さい体でヒックヒックとしゃっくりをしている姿をあなたは見たことがありますか?
可愛らしい姿ですが長く続くと辛そうに思えてきてしまいます。
ましてや出産、育児を初めて経験するママにとっては「大丈夫なの?」と心配してしまうのではないでしょうか。
新生児の頃は表情から感情が読み取れないのでしゃっくりも心配ですね。
いつ止まるのだろう。
苦しいのかな。
そんな思いで我が子の様子をみてしまいます。
そんなしゃっくりには原因と止め方はあるのでしょうか?
そこで、新生児のしゃっくりを原因と止める方法を調べてみました。
しゃっくりの原因とは
まず大人も子供も新生児でも経験するしゃっくり。
そのしゃっくりの仕組みはこうです。
人間の腹部には横隔膜とよばれる薄い膜のような筋肉があります。
この膜は伸びたり縮んだりすることで呼吸を助けています。
横隔膜が早食いや大食い、ストレスなど何らか影響でけいれんを起こしたものがしゃっくりです。
また、ママのお腹の中にいる胎児も肺呼吸の練習を始めた頃からしゃっくりをしています。
人によりますが、だいたいお腹の大きくなってきた34週くらいから胎児のしゃっくりを感じる方が多いかも知れません。
始めは胎動かな?と思いますが一定のリズムでピクピク動くのでしゃっくりだと分かります。
1日2回以上、しゃっくりをすることもありますね。
こんな小さな体でも同じようにしゃっくりをする事にとても感動しますよね。
しゃっくりは一時的なけいれんなので、放置していればいずれ治るものです。
ですが、新生児の頃は早食いも大食いもしませんよね。
新生児ならではの原因はあるのでしょうか?
新生児のしゃっくりの特徴は?
新生児の横隔膜はまだ未熟で少しの刺激でけいれんをしてしまいます。
例えば母乳やミルクを飲んだ時に一緒に空気を飲み込んでしまったり、
飲んだ後に胃や食道の動きが活発になることも刺激になるのです。
また新生児は体温の変化に敏感なのでオムツが濡れて寒いと感じたり、
気温の変化も刺激の原因になります。
このように大人と比べると些細な刺激もしゃっくりの原因に繋がるのです。
しゃっくりが頻繁にしかも長く続く時は心配ですね。
そんな時病院へ行くべきなのでしょうか?
- しゃっくりが長時間続きぐったりして元気がない。
- 母乳やミルクを飲まない、飲む量が減っている。
- おしっこをあまりしていない。
などの症状があれば病院で一度診察してもらうことをオススメします。
おしっこなどはオムツ交換の時に確認を忘れがちなので注意して交換して下さい。
飲むことも大事ですが出すことも大事です。
ごくまれですが、肺炎などの病気でしゃっくりが出ている場合もあります。
心配であれば病院で診察してもらうと安心ですね。
ですが、一般的にはしゃっくりが出ていても
元気できちんと母乳やミルクを飲めていれば病院へ行く必要はないと思います。
しゃっくりを止める方法1.母乳やミルクを飲ませる
そんなしゃっくりを止める方法や対策はあるのでしょうか?
一つ目は母乳やミルクを飲ませます。
何かを飲み込んだ刺激でしゃっくりが止まることもあるのです。
ただし一気に飲ませると逆にしゃっくりが出やすくなるので少しずつ飲ませるのがコツです。
新生児がお腹いっぱいであまり飲まない時は無理やり飲ませるのは辞めましょう。
母乳はミルクより消化が良いので苦しそうにしゃっくりをしている時は母乳を飲ませましょう。
劇的にすぐ止まった!ということはありませんでしたが、
そのうちしゃっくりはが止まることが多いです。
しゃっくりを止める方法2.げっぷを出させる
二つ目はげっぷを出させてあげます。
抱きかかえて背中をトントンと優しく叩いてげっぷを促してあげましょう。
げっぷをした刺激でスッキリしてしゃっくりが止まることもあります。
しゃっくりを止める方法3.体を温める
三つ目は体を温めてあげます。
新生児は体温調節がまだ上手くできないので、特に体が冷えた時はしゃっくりが出やすくなります。
オムツが濡れていたら新しいものに交換してあげましょう。
他には沐浴や温かいガーゼなどをお腹に当てて温めたり、靴下やおくるみなどで体温を調節してあげましょう。
このように新生児は気温や室温に敏感なのでエアコンなど使うときは
室温をこまめにチェックするとしゃっくりの予防対策にもなります。
新生児もびっくりするとしゃっくりは止まる?
また大人の場合、驚かせるとしゃっくりは止まる!と聞きますが新生児にはあまり効果がありません。
逆にびっくりして泣き出してしまうこともあるので辞めましょう。
一般的に新生児のしゃっくりは特に心配はいりません。
成長とともに横隔膜もしっかりとしてくるので回数も徐々に減ってくると思います。
あまり思い詰めず、対策を試してみたりいつも側で様子をみてあげてください。