土鍋で炊くご飯は真っ白でツヤツヤで本当に美味しいですね。お米一粒一粒がたっていて私は大好きです。土鍋でご飯を炊く人も徐々に増えてきて、今密かに土鍋ブームなのです。
でも土鍋って焦げ付いたり、お手入れが大変だったりしますよね。
土鍋に付いた焦げって落ちるの?
日々のお手入れってどうするの?
お手入れ方法が分からず土鍋をしまい込んでいるご家庭も結構多いですよね。
今回はそんな土鍋の焦げの落とし方を分かりやすく説明していきましょう。また土鍋のお手入れ方法や洗い方も書いていきますね。
この記事を読んで土鍋のお手入れ方法をマスターして、どんどん土鍋を活躍させていきましょう。
土鍋の焦げの落とし方
まず土鍋の焦げを落とすのに決して、金タワシやスプーンで力いっぱい擦ってはいけません。土鍋は字の通り成分は“土”なので、金属で無理やり擦るとひび割れや劣化の原因になってしまいます。
では、焦げ付いてしまったらどうすればいいのでしょう。焦げの程度によっていくつか方法があるので紹介しますね。
- ぬるま湯に浸す
- 重曹を使う
- お酢を使う
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
ぬるま湯に浸す
焦げ付いてしまった土鍋にぬるま湯を入れて、一晩放置します。時間が経ったら水を捨てて布やキッチンペーパーで焦げを丁寧に擦ってみましょう。比較的軽めの焦げはこの方法で取れることもあります。
重曹を使う
土鍋にお水を入れ重曹を大匙4杯ほど入れます。コンロにかけ、沸騰するまで待ちます。沸騰したら火を止め、そのまま一晩放置します。翌日、重曹入りのお水を捨て、布やスポンジで擦り落としてみましょう。
頑固な汚れは2~3回繰り返すことで焦げが落ちやすくなります。重曹は“アルカリ性”なので酸性の汚れに適しています。ご飯や魚、お肉などの焦げは酸性なので重曹がオススメです。
お酢を使う
土鍋の焦げをタワシで洗います。この時、土鍋を傷付けないよう優しく洗います。
土鍋にお水を入れお酢を50~70ccほど入れます。コンロにかけ、沸騰するまで待ちます。
沸騰したら火を止め、数時間放置します。時間が経ったらお酢入りの水を捨て、布やスポンジで擦り落としてみましょう。
お酢は“酸性”なのでアルカリ性の汚れに適しています。野菜やきのこ類、果物の焦げはアルカリ性なのでお酢がオススメです。
土鍋の洗い方
土鍋を洗う際にまず気を付けることは“冷めるまで待つ!”という事です。土鍋は急激な温度変化に弱いので、熱いうちに水で洗ってしまうとひび割れの原因になってしまいます。手で触れるくらいの温度になるまで冷ましましょう。
土鍋が冷めたら優しく洗っていきます。とにかく優しくです。先ほども書きましたが、金タワシは使わずスポンジや布なので力を入れず洗っていきましょう。「洗剤は使っても大丈夫?」という声を聞きますが、手早く洗えば洗剤も問題なく使って下さい。
お手入れの方法
さて、洗い方は理解して頂けましたか?次は土鍋を長持ちさせる為のお手入れ方法です。
- 新品の土鍋には“目止め”をする
- 濡れたまま火にかけない (空焚きしない)
- 湿気のある場所で保管しない
さあ詳しく見ていきましょう。
新品の土鍋には“目止め”をする
目止めとは、土鍋にある小さな穴をふさぐことです。方法はいくつかあります。
- お粥を炊く
- お米のとぎ汁を八文目まで入れ10~20分沸騰させる
- お水を八文目まで入れ小麦粉を大匙2杯いれ10~20分沸騰させる
この作業を始めに行うことで土鍋の持ちが全く違ってきますよ。
濡れたまま火にかけない (空焚きしない)
何度も言いますが土鍋は温度変化に弱いです。洗った後に乾かそうと濡れたまま火にかけてはダメです。また空焚きもひび割れの原因になってしまいます。
湿気のある場所で保管しない
土鍋は水分や湿気を吸収してしまい、カビの原因になってしまいます。使用後は水分を早めにふき取り、よく乾燥させてください。保管する時は袋や箱に入れずそのまま湿気の少ない場所での保管がオススメです。
まとめ
さて、土鍋の焦げの落とし方や土鍋のお手入れ、洗い方について、いくつかポイントをおさらいしてみましょう。
- 焦げの落とし方は焦げの種類や程度で使い分ける。(ぬるま湯・重曹・お酢)
- 土鍋を洗う時は必ず冷めてから洗う
- スポンジや布でとにかく優しく洗う
- 新品の土鍋は目止めをしてから使う
- 濡れたまま火にかけない
- 湿気のある場所で保管しない
ポイントとしてまとめてみましたがいかがでしたか?結構詳しく書いたので土鍋についてかなり理解して頂けたかと思います^^
土鍋はお手入れに少し手間がかかりますが、その何倍も料理が楽しめる素敵な鍋です。これからもどんどん土鍋を大活躍させて下さいね。