夏の至りと書いて「夏至」ですが
「今年の夏至の日はいつですか?」
なんて質問が毎年飛び交います。
これが子どもの頃から不思議でしたね。
夏至の日がその年年によって変わるなんて不思議で堪らなかったです。
今回はそんな「今年の夏至の日はいつですか?」という質問がスグに解消できるように夏至の日一発早見表を作ってみました。
自分で言うのもなんですが、これを見れば今年の夏至の日が即座に分かっちゃうという、優れものです♪
夏至とはなんぞ?
夏至っていうのは、簡単に言うと一年の中で、昼間の時間が一番長い日のことですよね。
っとまぁ一般的にはそう言われますが、実際のところどうなのかをちょっと調べてみたので一緒に見て行きましょう。
夏至とは、二十四節気の中のひとつを指すようです。
二十四節気ってまた聞きなれない言葉ですね。
読み方は「にじゅうよんせっき」ではなく、「にじゅうしせっき」です。
二十四節気というのは、太陽の黄道上の位置を24等分して、ちょうど4分の1にあたる部分に季節の名前をいれたものの名称のようですね。
そして夏至は、北半球では一年の中で一番昼の時間が長くて、夜の時間が短い日になります。
ここまで調べてふと思ったんですが、
じゃあ南半球ではいったいどうなるんでしょう?
単純に考えると北半球にある日本の夏至は、南半球では冬至になるの?っていう素朴な疑問。
これもちょっと調べてみましたので見てみましょう。
南半球の夏至も北半球と同じ日なの??
あるサイトには「北半球の夏至は当然南半球でも夏至です」とあり、
またあるサイトには「北半球の夏至は南半球では冬至です」と説明されています。
はて、一体どっちが正解なのでしょう??
実は二十四節気の中の夏至っていうのは、天文学上の名称なんですね。
つまり、天文学上は北半球が夏至なら南半球も夏至ってことになります。
夏の至りと書いて夏至ですが、北半球の夏至は南半球では冬真っ只中になりますね。
じゃあ北半球の夏至が南半球では冬至だって情報は間違いなの!?って話になりますが、
いやそれも実は正解なんですね。
もともと「夏至」という名称は天文学上の名称なんですよね。
なので天文学の名前の定義上は北半球も南半球も夏至の日になります。
「でも一般的に生活している中で冬なのに夏至って呼ぶのどう考えても変じゃない?」
というのが天文学には馴染みのない殆どの人の考え方で、
「やっぱ夏の至りが夏で冬の至りが冬でしょ」
という一般的な風習がちゃんと出来上がっているようですね。
なので、どちらも正解ということになりますね。
あぁ、やっぱり理由が分かるとスッキリしますね^^
さて、すっきりしたところで今年の夏至の日の一発早見表ですね。
今年の夏至の日はいつ?
以下に夏至早見表を作成してあります。
ちなみに表では日にちしか書いてありませんが、
全て6月になります^^
2015年 | 22日 |
2016年 | 21日 |
2017年 | 21日 |
2018年 | 21日 |
2019年 | 22日 |
2020年 | 21日 |
2021年 | 21日 |
2022年 | 21日 |
2023年 | 22日 |
2024年 | 21日 |
2025年 | 21日 |
2026年 | 21日 |
2027年 | 21日 |
2028年 | 21日 |
2029年 | 21日 |
2030年 | 21日 |
2031年 | 21日 |
2032年 | 21日 |
2033年 | 21日 |
2034年 | 21日 |
2035年 | 21日 |
2036年 | 21日 |
2037年 | 21日 |
2038年 | 21日 |
2039年 | 21日 |
2040年 | 21日 |
2041年 | 21日 |
2042年 | 21日 |
2043年 | 21日 |
2044年 | 21日 |
2045年 | 21日 |
2046年 | 21日 |
2047年 | 21日 |
2048年 | 21日 |
2049年 | 21日 |
2050年 | 21日 |
2051年 | 21日 |
2052年 | 21日 |
2053年 | 21日 |
2054年 | 21日 |
2055年 | 21日 |
2056年 | 20日 |
2057年 | 21日 |
2058年 | 21日 |
2059年 | 21日 |
2060年 | 20日 |
2061年 | 21日 |
2062年 | 21日 |
2063年 | 21日 |
2064年 | 20日 |
2065年 | 21日 |
2066年 | 21日 |
2067年 | 21日 |
2068年 | 20日 |
2069年 | 21日 |
2070年 | 21日 |
2071年 | 21日 |
2072年 | 20日 |
2073年 | 21日 |
2074年 | 21日 |
2075年 | 21日 |
2076年 | 20日 |
2077年 | 21日 |
2078年 | 21日 |
2079年 | 21日 |
2080年 | 20日 |
2081年 | 21日 |
2082年 | 21日 |
2083年 | 21日 |
2084年 | 20日 |
2085年 | 20日 |
2086年 | 21日 |
2087年 | 21日 |
2088年 | 20日 |
2089年 | 20日 |
2090年 | 21日 |
2091年 | 21日 |
2092年 | 20日 |
2093年 | 20日 |
2094年 | 21日 |
2095年 | 21日 |
2096年 | 20日 |
2097年 | 20日 |
2098年 | 21日 |
2099年 | 21日 |
毎年簡単にチェックできるように2099年まで載せてあります♪
ちなみに、夏至の計算方法は、
INT(22.2776+0.241669*(Year-1900))-INT((Year-1900)/4))
になり、「Year」には、算出したい日の西暦を入れます。
例えば2016年の夏至の日を調べたかったら、
=INT(22.2776+0.241669*(2016-1900))-INT((2016-1900)/4))
という数字をエクセルに入れれば一瞬にして「21」という数字が出てきます。
月までは出てきませんが、2016年の夏至の日は6月の「21日」ということですね♪
上の「今年の夏至の日一発早見表」もエクセルで作成しています^^
いやぁエクセルさんは本当に賢いですね~(笑)
ただし、この計算式は2100年以降は使えないようです。
なので、それ2100年以降の「今年の夏至の日一発早見表」次の世代に任せましょう(笑)
年によって夏至の日が違うのはなぜ?
さて、なぜ「今年の夏至の日」はその年年によって違うのでしょう?
それは、地球の自転や公転が影響しているからですね。
地球の公転周期は365.2422日ほどあります。
端数がおよそ0.25(1/4日)なので、4年に一度だけ1年が366日ある年がありますよね。それがうるう年ですね。
なので、夏至の日もそれに合わせてズレがあるんです。
「でも待てよ?夏至は20日の日もあれば22の日もあるぞ?うるう年だけじゃ説明つかなくないですか?」
とも思いますよね。
実は公転周期もほんの少しずつズレているようで、4年に一度だけでなく、長い周期で見るとそういったズレが出てくるみたいですね。
ちなみに1903年の夏至の日は6月23日だったそうですね^^
また、夏至は一年の中で昼間が一番長い日(日照時間が一番長い日)ですが、イコール一年の中で日没が一番遅い日というわけではありません。
また、一年の中で日の出が一番早い日というわけでもありません。
日没が一番遅い日は夏至の日から8~9日ほど先の6月30日~7月3日ほど
日の出が一番早い日は夏至の日から8~9日ほど前の6月11日~6月14日ほど
となるようですね。
これは「均時差」の影響で、こちらも地球の公転が大きく関係しているようですね。
ややこしい話ですが詳しく知りたい方はコチラをどうぞ
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KOHO/faq/astro/sunrise.html
毎年やってくる夏至の日ですが、詳しく調べてみるといろいろ分かるもんですね^^
今回も最後まで読んで下さいましてありがとうございました^^;