違いを知って介護に生かす!インフォーマルサービスと フォーマルサービス

インフォーマルサービスという言葉で検索をすると、検索結果には介護に関する記事がずらり!。

インフォーマルサービスとフォーマルサービスにはどんなちがいがあるのでしょうか。介護業界にも携わっていますので、なるべく分かり易くお答えしていきましょう^^

そもそもインフォーマルサービスとは?

法律や制度に乗っ取らないで受ける介護サービスのことをインフォーマルサービスといいます。内容としては一人暮らしのお年寄りの安否確認、見守り支援、外出の付き添いなど…。実際インフォーマルサービスを担うのは民生委員のほかにもNPO、ボランティアなどですね。

また家族、知人、同僚、地域の人が行うサービスもインフォーマルサービスに分類されます。

家族あるいは知り合いのおじいさん、おばあさんに対して話相手をすることを「サービス」といっていいのか個人的には疑問は残りますがねぇ。

フォーマルサービスとは

では反対にフォーマルサービスとは?って話ですよね。ファーマルサービスはフォーマルケアとも言い換えることができます。

インフォーマルサービスが法律や制度に乗っ取らないなら、フォーマルサービスはその逆で、医療保険制度や介護保険制度などの法律・制度にもとづいておこなわれる介護サービスのことを指します。

例えばどんなサービスがあるかというと、例えば訪問介護やデイサービスなどがそれにあたります。

フォーマルサービスのいいところは法律や制度に乗っ取っているので、どんなサービスがあるのかということがインフォーマルサービスよりも明確なこと。また公的な介護支援なので、責任の所在も明らかな点です。

ただ、介護をする家族にとってはフォーマルサービスは時に負担になることもあります。預けてしまえば全てサービス事業者がやってくれるって思っておられる家族には、サービスは少し負担に感じるかもしれません。

ファーマルサービスはチームケアを目的としていて、家族もそのチームの一角になりますからね。

家族の大変さを理解していないケアマネやサービス事業所に関わると、反対にしんどくなることがありますね。日々介護に追われている人がそこまでする気持ちの余裕があるのか…?!と思います。

インフォーマルサービスもフォーマルサービスも両方必要

介護全体を通して考えると、インフォーマルサービスが行うような「サービス」もフォーマルサービスを行う「サービス」も必要だと思います。

要介護認定の支援を受け、デイサービスなどのてフォーマルサービスを受けつつも、インフォーマルサービスを利用して地域の人とも交流するなどすると、より「その人らしい生活」を送ることができるのは確実だと思います。

ただし介護は理屈にとどまらず

ただ、介護は理屈だけでは収まりません。

フォーマルサービスを受けているから、インフォーマルサービスも受けているからと、全てが上手くいくということは絶対にありえないと思って結構です。

どんなにサービスを使っても、一番接する時間が長いのは家族になります。その大変さは理屈や理論では決して片付くものではありません。

がんばって同居しようとしても、実際長く続かないこともままあります。そして、それが決して悪いというわけでもありません。

 

介護する側も、介護される側も、お互いが気持ちよく尊重できるような距離感というものが重要ですよね。

まとめ

  • フォーマルサービスとは法律や制度に則って行われる介護サービス
  • インフォーマルサービスとは、法律や制度にはない介護サービス

記事内でも述べましたが、インフォーマルサービスもフォーマルサービス両方必要だと思います。そしてどれだけサービスが充実しようと、介護は家族や介護を必要とする本人だけのだけの問題ではなく社会全体で取り組むべきことでもあると思います。

介護される方は、くれぐれもご自分のお体にお気をつけ下さいね。

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