太もものこりをほぐす!こりがおきている原因と対策をお教えします

肩こり、首こりとちがって太もものこりってあまり聞きなれないですが、太ももがかたい、張っている感じがしたことはありませんか?何かの病気かしら?と心配にもなりますよね。

太もものこりの原因を分析し、こりを太ももから追い出してしまいましょう!

太もものこりをほぐす

原因は太ももだけにあらず

太もものこり、太ももの不調は本当に太ももだけが原因なのでしょうか?太ももは大腿筋とも言いますが、体を支えたり、膝を伸ばしたりといった動作に関わります。つまり身体を支えている腰、膝を伸ばしたりする膝を支えているのが太ももということになります。

そのため太ももに何らかの不調があるということは太ももだけでなくその近くの腰や膝にも原因があると考えられます。特にけがをしたわけでもないのに膝が痛いというのは、往々にして腰に原因があることが多いようです。膝を支える筋肉である太ももが骨盤についていることを考えると、

腰がかたい
↓↓↓
太ももの筋肉に負担がかかっている
↓↓↓
膝が痛い

ということです。

肩こりとの違いは?

そもそも「こり(凝り)」とは何が原因で起きているのでしょうか?一つには同じ姿勢を長時間続けていることにあります。よくデスクワークをしているとずっと同じ姿勢でいるので肩のあたりの血流が滞り、肩こりを引き起こします。では太ももは何が原因で凝ってしまうのでしょうか?

太もものことを大腿筋ともいうと先ほど書きましたが、大腿筋は大きく分けると以下のようになります。

  • 大腿四頭筋
  • 膝関節筋
  • 大腿二頭筋(ハムストリング)
  • 縫工筋

細かく説明すると難しくなるので、ここでは正面の大腿四頭筋、裏(背中側)の大腿二頭筋(ハムストリング)の説明を中心にしようと思います。

大腿四頭筋とハムストリングスと役割

正面の大腿四頭筋は膝の曲げ伸ばしに関わる筋肉です。座る、しゃがむ、階段の昇降など身体の重心が下降する時に膝に負担がかからないように衝撃を吸収する役割をしています。この筋肉が低下してしまうと、膝関節の痛みの原因になります。

ハムストリングスは人が二足歩行をするために重要な場所で、大腿四頭筋同様に膝をつっているので膝の曲げ伸ばし、股関節を伸ばす役割をしています。ここが張っているということは血管が圧迫され、ふくらはぎから心臓に戻る血の流れを滞らせてしまい、足のむくみの原因にもなります。

また、ハムストリングスは骨盤を支えている筋肉でもあります。ハムストリングスがずっと伸ばされた状態だと骨盤も本来あるべき位置から引っ張って腰の筋肉にも負担をかけるわけなので、腰痛の原因にもなります。

太ももが関係して起きている病気

太もものどこで起きているのかによって病気の種類もたくさんあります。ここが痛いからこの病気とすぐに判断することはできません。ですが、太ももの不調がほかの場所にも影響しているということは大いにあり得ますね。

先にも書きましたがハムストリングスがずっと伸ばされた状態だと腰に影響がでて腰痛や体の歪み、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛を引き起こしてしまいます。また大腿四頭筋のバランスがくずれて起きるのがO脚です。O脚が進行すると膝の痛みにもつながります。

足、特に太ももの筋肉を鍛えておくと言うことは大変重要なことです。老化は足からという言葉がありますが、第二の心臓でもある足は身体じゅうに血液をおくる役割をしています。足が不自由になってしまうと、小さな心臓への負担も大きいのです。

こりの原因は「歪み」!?

先ほども書きましたが、太ももは腰と膝を支えている重要な筋肉です。太ももの筋肉が正常な位置にないと腰痛や膝関節の痛みにもつながります。太ももがこっているということは太ももが本来の位置にない、あるいは太ももの筋肉が緊張状態にあって血流が滞ってしまっていることが考えられます。

歪みをそのままにしておくわけにもいきません。歪んでいると身体がかたくなり、痛くなったり、凝ってしまうという悪循環に陥っています。そのためには歪みを直す必要がありますね。

太もものコリを解消しよう!

コリの原因は身体が歪んでいるからだと言うのは先に書きました。コリを直すにはその場所を気持ちいい程度にストレッチするのが効果的です。なので太もも前面の大腿四頭筋、裏面のハムストリングを伸ばしてあげるストレッチが効果的であると思います。

さて、ここでひとつ注意点があります。

ストレッチは、こりをすぐにでも解決したいと過度にやってしまうとかえって筋肉の筋を痛めてしまいます。もし足を痛めている場合はお医者さんと相談してから自分の身体にあったストレッチをするようにしましょう。

生活習慣を見直しましょう

太ももに限らずですが、こりを身体から追い出すためには生活習慣の見直しは大切です。でも、いくら身体によいと言われても、今日からストレッチを毎日欠かさずやりなさいと言われて、すぐにできるでしょうか?

毎日の生活の中ではなかなかそんな時間て取れないもんなんですよね。

だからといって今のまま何もしないのもアレですもんね・・・。足は第二の心臓とも言われていますので、足を悪くしてしまうと身体の不調にもつながりかねません。すぐに生活習慣を変えるのは難しいと思いますので、ほんの少しの時間でも、それこそ毎日3分程度でもいいので意識的に動かすだけでもやらないよりはマシかも知れません。

最初は3分でも、こりの解消のために身体のストレッチを取り入れるというのは、何もしないでこりを作ってしまった生活習慣にとって大きな第一歩になると思います。もし3日坊主で続かなくても「明日から頑張ればいいや」という軽い気持ちで大丈夫ですよ。

やらないよりもやっている、やろうとしている自分を褒めて励ましながら身体のストレッチに取り組むことが大事だと思います。

姿勢にも着目!

さて、生活習慣のひとつではありますが、姿勢にも着目してみましょう。姿勢が悪いと身体の歪みにつながるのは確かです。

例えば長時間デスクワークをしていると足を組んでしまうクセがある方もいるかもしれませんが、身体の歪みにつながるので、足は組まないように気を付けたほうがいいようです。

長時間デスクワークをしないといけない場合も正しい姿勢で座るように心がけることが大切です。イメージとしては、腰の上に上半身がのっているようなイメージで座るのが良いでしょう。

また立ち方にも注意が必要です。背中が丸まっていると腰に負担をかけてしまうので、頭のてっぺんからピンと糸をたらされているイメージで立つといいと言われています。イメージがよくわからない場合は頭のてっぺんにある髪の毛を一本自分でつまんでみましょう。

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