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ノートテイクのボランティアがアツい!コツや練習方法を教えます

      2016/05/22

ノートテイクとは

ボランティアでノートテイクをしたいけど、難しいって方が多くおられます。
聴覚障害をもつ学生にとって、大学で授業を聞く手段の一つであるノートテイクはとても重要です。
しかし学生の需要に対して、ノートテイクをしてくれるボランティアさんは現状とても少ないです。
今回は、そんなノートテイクの魅力や練習法、コツなどを一緒に見て行きましょう。

ノートテイクとは一体なに?

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ノートテイクとは重度の聴覚障害のある学生の耳代わりとなって講義内容を学生に伝える文字通訳のボランティアのことで、ノートテイクをする人たちは一般的にノートテイカーと呼ばれています。

先生の話している内容を手書きやノートパソコンを使って伝えます。
(ノートパソコンで行っている場合が多いです。)
大学の授業だけでなく、入学式や卒業式、オープンキャンパスの時にもノートテイカーは活躍をします。
最近では教員免許が更新制になったことに伴い、教員免許講習会を教育学部がある大学では行っています。
そのため、学生だけでなく免許講習を必要とする聴覚障害がある先生のために教員免許講習会に一緒に参加してノートテイクをすることもあります。
また障害に応じてノートテイクの仕方も違ってきます。

ノートテイクはなぜ必要か?

ノートテイクを始める前に受けた講習では、ノートテイクを依頼した学生からこんな話を聞かされました。

「聴覚障害をもつということは音のない世界に一人きりでずっといるのと同じなんだよ」

想像できますか?音のない世界。
私たちは、普段誰といるわけでもなく音と共に生活しています。
ふと何気ない動作や自然の中で出る音、時にその音を頼りにすることさえありますよね。

また聴覚障害の疑似体験として、こんなふうに聴こえているということでヘッドフォンをして実際の聴こえ方を体験させてもらったこともあります。

ノートテイクとは聴覚障害をもつ学生の「耳代わり」として講義の内容を伝えていくわけですが、私はそれだけではないと思います。

90分間の講義の中には先生の雑談もあれば学生同士の話し合いなどもあります。
「今、こんな内容の話をしていて、先生がそれにまつわる話をしていて、それを聞いた学生がこんな話をしている」
といった「授業の雰囲気」を伝えられるように努力するのもノートテイクの役割の一つなのではないかと思います。

ノートテイクはいつやるんですか?

ノートテイクを必要としている学生は、あらかじめ大学の事務にノートテイクを必要とする授業の時間を登録します。
ノートテイカー(ノートテイクをする人)は自分の空いている時間を登録して、その時間が、
ノートテイクを必要とする学生の授業時間がマッチすれば授業に参加してノートテイクをします。

ノートテイカーは大学に在籍している学生で行っています。
有償ボランティアとしている大学もありますが、必要としている人数を確保できているのかというとやはりまだまだ足りていない印象があります。

ノートテイクは難しい?

これからノートテイクボランティアをはじめてみようとされる方に良く聞かれることが、ノートテイクは難しいですか?って内容です。
私の経験から言うと、生半可な気持ちでノートテイクを引き受けないほうがいいということは、ノートテイクをするときに周囲から言われたことがあります。

確かに学生の単位を左右しかねないので、
引き受けるにはタッチタイピングを覚える、
パソコンが苦手ならわかりやすく伝えられるように努力する
などしたほうがいいと思います。

しかし、先にも書きましたがノートテイクはまだまだ人数が足りません
また聴覚障害をもつ学生からは
「できるできないよりもまず
ノートテイクを必要としている学生がいるということを知ってほしい」

と言われたことがあります。

現実には、人が集まらずノートテイクが出来ないということもよくあります。
少しでもノートテイクをしてくれる人が増えれば…と思ったのがノートテイクをしていた時の印象です。

私の経験では、ノートテイクは手書きで伝える場合でも、パソコンで伝える場合でも二人体制で行うので、
一人で90分の授業を丸々ノートテイクをするということはほぼありません。

ただし、相手のノートテイカーが忘れてしまうということがあると、90分間自分一人で行うと言うことは
あります(汗)

ノートテイクの方法は、手書きでもパソコンでもどちらでもいいと言われていますが、「耳代わり」なので、どちらの方法にしてもなるべく多くの内容を伝えられるようになったほがいいのではないかと実際にノートテイクをしていて感じました。

ノートテイクはつらくない?

ノートテイクをしている場面では、うまく伝えられなかったり、話すスピードに手が追いつかず
「申し訳ない」という気持ちになることがあります。
ですが、「つらい」というよりもノートテイクを通じて得たこと、学んだこともたくさんありました。

私がノートテイクに興味をもったのは自分が受講している授業でノートテイクをしているのを実際に見たからでした。
そのノートテイクをしている人を後ろから見ていると、その人はタッチタイピングをして
先生の言葉をほぼ漏らさずに伝えているのです。それをみて私もタッチタイピングを身に付けて、やってみようと思ったのがきっかけでしたね。

ノートテイクをしていると自分の専攻とまったく関係ない分野の話を聞くことができて、とても楽しかったりします。
(授業によっては該当する学科の学生は受講してはいけないという授業もありました。ノートテイクを通じて
話を聞けてよかったとも思います。)

また、ノートテイクをするためにタッチタイピングを練習したことも私にとってプラスになりました。
パソコンで作業をするときに、キーボードを見なくても打つことができるのはノートテイクをやっていたお陰だと思います。

何よりノートテイクをしたことで聴覚障害をもつ人がどんなことで悩んでいるのかということを知るきっかけにも
なったと思います。

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ノートテイクのコツは?

ノートテイクのコツは

さて、ノートテイクを実際始めるにあたってコツはありますか?という問いもありました。
私が思うには、技術的なことよりも、相手に伝えようとする姿勢が大切なのだと思います。

タッチタイピングをどんなに練習したとしても、変換ミスも多々ありますし、専門外のことだとどんな漢字変換をするのかわからない場合もあります。また2人体制で交替しているとはいえ、平均すると45分間、パソコンで打ち続けるなり、手書きでまとめていたりするので、手がだんだん痛くなってタイピングのスピードも次第に落ちてしまいます。
「耳代わり」なので、「耳」から入ってくるように情報を伝えられたらいいのですが、これが実際なかなか難しいです。
それでも「今、授業はこんなかんじですよ」ということを相手に伝えようとすること一番大切なのだと思います。

ノートテイクのコツって感じでもないですね。笑

ノートテイクをやってみて

ノートテイクをやってみてわかったことは、
自分の耳で聞こえていることを伝えると言うのはとても難しい
ということです。

「耳代わり」になっているのかどうかわからないな、と反省することもあります。

ノートテイクといっても、常に文字を書いていたり、タイピングをしているわけではありません。
テキストを朗読しているときは、そのテキストの読んでいるところを指でなぞります。
また文字では伝えられない情報もあります。
たとえば講義の中で音楽を流したりすると、音楽が流れていると伝えることしかできません。

私は手話はできなかったので、相手の学生と話をするときはほとんど筆談をするか、筆談をするほど長い内容を伝える場合は口を大きく動かして相手に伝えていました。

そこで感じたのは、たとえうまくなくても相手に伝えようとすること、相手が必要としていることを汲み取れるように努力することが大切なのではないかということでしたね。

私はノートテイクをパソコンで行っていたのですが、変換ミスはありますし、先生の言葉を聞き逃してしまって、どうすればいいのかわからなくなり、「すみません…」と謝ることも多くありました。
そのたびに相手の学生に「大丈夫」と言ってもらえていたおかげで、ずっとノートテイクを続けられたのではないかと思います。

どんな練習をすればいいの?

ノートテイクは手書きとノートパソコン、両方できます。
なのでより相手にうまく伝えられそうなほうを選んだほうがいいと思います。

手書きの場合はノートパソコンよりも伝えられる量は限られるので、
聞いた話を要約する力が求められるのではないかと思います。

一方ノートパソコンは手書きに比べて早く多くの量を伝えることができますが、
いつもキーボードを見ながら打つのも疲れてしまいます。

今、どんなことが授業で話されているのかを知りたいので、
できることならタッチタイピングを覚えたほうがいいでしょう。

一度タッチタイピングを覚えてしまうと、
聞いた内容をそのままパソコンに 打つことが出来ます。

ノートテイクの練習に使えるソフトは?

ノートテイクの練習をするにはタッチタイピングを覚えるのがいいと先に述べました。

タッチタイピングは「ブラインドタッチ」と言うこともあります。キーボードをみなくてもタイピングができる
という意味で「ブラインドタッチ」と呼ばれることもあるのですが、ブラインドだと「盲目」
という意味にもなるので、「ブラインド」ではなく「タッチタイピング」ということが多いです。
(就職活動をしていた時に履歴書のチェックをしてもらった時にも「ブラインドタッチ」ではなく
「タッチタイピング」と書くようにと指導をされたこともあります。)

タッチタイピングってなんだか難しそう…という気がしますが、
私の場合、タッチタイピングはタイピングソフトで覚えました。

ちなみにその商品というのがコチラです。

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基本、どんなタイピングソフトでも練習はできますが、
私はこれが一番身に付きましたね。

ちなみにタイピングソフトの楽天レビューはこちらです

ノートパソコンも、ディスクトップのパソコンでもキーボードは同じなので、
一度覚えてしまえばどんなパソコンでもできます。

キーボードの「J」と「F」に、左右の指をのせるための小さい突起がついているので、
そこに両手の指をおき、打ちながら周りのキーボードの配置を覚えていくのがコツです。

タッチタイピングなんて本当に身に付くの?と最初は思っていたのですが、
毎日少しずつ繰り返すこと下、いつの間にかタッチタイピングができるようになっていましたね。
慣れてくると、パソコンで文字を打たなければならないときも見ないで打てるように練習をしてみるといいと思います。

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