吃音は障害じゃない!立派な個性ですよ

前回は吃音を治す病院は何科?について書きました。いくつか科があるので治療方法をよく理解し自分に合った科を選んでみましょう。また病院での治療に執着せず、病院は治療の選択肢のひとつとして考えましょう。

現在、日本国内において成人の方で、吃音で悩んでいる方は全体の約1.2%だと言われています。成人となると就職や会社、地域、家庭内など様々な場面で吃音症状が出てしまい辛い思いをされている方もいると思います。

今回は、吃音は障害なの?吃音と上手に付き合うためには?について記事を書いていきます。吃音症状で悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さいね。

吃音は障がいではなく個性

吃音は障害なの?

前回の記事でも書きましたが、吃音とはスムーズに言葉が出てこない症状の事です。頭では話したい事が分かっていてもスムーズに言葉が出てきません。話し始める時に話しにくさを感じるので顔が歪んでしまうケースもあります。

そんな状況なので就職の面接や会社では周りから厳しい意見を言われる事もあります。「どもっていて何を言っているのか分かりづらい」などと言われ辛い思いをしている人もいるのではないでしょうか?

しかし吃音の特徴としてリラックスしている時や歌を歌っている時はスムーズに言葉が出てくるが、人前で話すと緊張して吃音症状が出てしまうという事があります。

吃音とは自分で症状を意識するほど重症化してしまう場合があるのです。このように吃音は言語障害と思われがちですが、話す状況によって症状が出たり出なかったりするので障害とは少し違うのではないでしょうか。

それよりどもっていても変わらない、その人の考え方や性格の方が重要だと思います。

 

吃音を個性にしてしまおう

吃音症状のある方は、自分はどもってスムーズに会話できないと悩んでしまうと思います。視点を少し変えて個性として考えてみてはいかがでしょう。個性とは他人とちがった、その人特有の性質・性格です。周りと少し違うことをコンプレックスに思わず自分だからこそできる事を大切にしてみて下さい。

例えばスムーズに話せないけど相手の気持ちになって物事が考えられたり、周りの空気を読むことができたり。吃音は意識すればするほど、どもってしまいます。意識せず個性として考え上手く付き合っていけば、吃音改善に繋がってくるかもしれません。

 

吃音と上手に付き合うためには?

吃音症状は自分や病院で治療したからといってすぐに治る症状ではありません。すぐ治らないからこそ早く治そうと焦ったり、「これからの人生お先真っ暗」と卑屈に捉えがちです。

先ほども書きましたが、吃音は意識すればするほど重症化してしまう特徴があります。急に個性としてポジティブに思考を変えることは難しいかもしれません。今後も吃音とは長い付き合いになると思います。徐々に個性としてとらえ上手く付き合っていきましょう。

 

吃音だから就職はできない、好きな仕事に就けない、結婚して明るい家庭を築けないと決して思わないで下さいね。吃音はコミュニケーションツールのひとつである会話が少しスムーズに行えない症状です。
吃音のある方にとっては大きな悩みですが、仕事をするうえでまた結婚して家庭を築くうえでもっと大切な事があるはずです。思いやりを持って相手の痛みが理解できたり、相手に共感できたり、想像力が豊かだったりと自分の持っている特性を生かして下さい。そうすれば周りには気付いてくれる人は必ずいます。ゆっくり自分と向き合ってみて下さいね。

 

さて、吃音は障害なの?それとも個性なの?について書きましたがいかがでしたか?自分は障害のある人間だと受け止めず、ゆっくりでいいので個性なんだと思考を変えてみて下さい。自分の持っている才能や特性を生かして、自分らしく毎日を送ってほしいです。

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