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学童保育ってどんなとこ?料金はいくら?元学童指導員がお答えします!

   

小さいお子さんをもつご家庭にとって学童保育はとても重要です。
でも学童保育って一体どんなところなのか、実際に通ってみないとよく分からないですよね。

  • 学童保育って一体どんなところなの?
  • 料金は月額いくらくらいなの?
  • 指導員は信用できるの?
  • 本当に子どもの安全は守れるの?

なんて疑問がみなさんにあると思います。
そこで、実際に学童保育で指導員として働いた経験のある私が現場の様子も交えながら詳しくお答えしますので、一緒に見て行きましょう。

学童保育とは?

学童保育とは

よく「学童」という言葉で耳にする方も多いかと思いますが、
「学童保育」とは一般的には日中は働きに出ていて、放課後、家に親が不在のお子さんを対象にしたサービスです。
対象となる年齢は、以前は概ね10歳未満のお子さんを対象にしていましたが、最近では小学校6年生までを対象にしているところが多くなってきています。
というのも、
児童福祉法で学童保育の対象児童が
「概ね10歳未満」から「小学校に就学している児童」(つまり6年生まで)に変わった
ことによります。

学童保育所では、学校の授業が終わった放課後から保護者の仕事が終わるまでお子さんをお預かりします。
ただ、ひと口に学童保育と言っても、昔と比べると今はとても多様化してきており、中には保護者が働いていなくても、お子さんを預かってくれるところもあるようですね。
それって本来の学童保育の意味からは離れてような気がしますが、時代のニーズもあるのでしょうね。

学童保育所の子どもの人数は、一つの学童につき、だいたい30~70人程度となっています。私が実際働いていたところもだいたい60人くらいの登録がありましたし、調べてみると100名以上の登録があるところもあるようです。
そんなに人数が多いとなんだかゴチャゴチャしてそうですよね。
ただし、厚生労働省が打ち出している学童保育所の適正人数は、40人とされています。そして、最大人数は70人とされていて、この人数を超えると補助金の減額や打ち切りになるようですね。
子どもの安全を考えると30~40人程度の定員が理想的で、それ以上になると大変だけど待機児童を少しでも減らそうと思って定員を増やすと逆に運営が厳しくなる・・・
安全のためとはいえ、なんだか少しわだかまりが残ります。

学童保育に預けるメリットは?デメリットは?

学童保育に預けるメリットはズバリ安心です。
親が働いている間、子どもがひとりで家で待つ、いわゆるかぎっ子ちゃんは、親にとってはとても不安です。

  • ひとりで寂しくないかな?
  • 気持ちの成長に悪い影響はないかな?
  • 家にひとりでなんか事故とか起こってないかな?
  • なんか悪いことに巻き込まれてないかな?

なんて、余計なことまで考えちゃっってしまいますね。
そんな不安の殆どを解消してくれるのが学童保育です。

そんな学童保育のメリットを具体的に見て行きましょう。

 

指導員(大人)の見守り体制が確実にある!

それだけで親が働いて子どもを迎えに行くまでの時間、犯罪に巻き込まれるなんてことはないでしょう。
子どもの安全を親が願わないはずがありません。大人が見ていてくれるだけで安心です。

 

ひとりぼっちじゃなくなる!

子どもの社会性を育むには社会の中に入るのが一番です。
学童保育では、異年齢交流ができます。異年齢交流っていのうは、読んで字の如く、自分とは違った年齢と交流できるって言うことです。例えば、学校生活では学年ごと、さらに学校ごとにグループ分けされていますので、普段自分と違う年齢の子どもと交流することは殆どありません。一人っ子ならなおさらです。いや、兄弟がいたとしても、家族の異年齢交流と他人の異年齢交流は全く違います。異年齢交流は、それだけで社会の暗黙の上下関係のルールを経験することができます。もちろん、指導員の見守りがあるのでおかしな上下関係を教わることは少ないです。そしてまた、遊びを通じていろんなこと学びます。目立ちたがりなエゴイズムや大人数の中で育む協調性など、およそ学校ではキチンと教えてくれない社会性まで身に付きます。
実際に私が指導員として感じてただけでなく、生の保護者の声として上がっていた意見でもありますので間違いないですよ^^

学校ではきちんと椅子に座って授業を受けていた子供たちも、学校が終わった放課後は学校で見せている姿とは全く別人のようになります。学童の様子を見に来た子供たちの担任の先生が言うには、良くも悪くも「学校ではあんな姿を見せない」と口をそろえます。

「おうちではないけれど、学校よりもくつろげる場所」
というのが子どもたちの感覚に近いのでしょう。

 

人間味溢れた遊び

また見方を変えると、最近ではネットやゲームなどが普及しまくっていて、バーチャルな世界で遊ぶことが主流になり、現実世界で遊ぶことって何気に少ないですよね。
学童保育は、基本学校から家に帰るまでに寄る場所なのでゲームで遊ぶことは殆どありません。
屋外では野球やサッカー、なわとびや一輪車、鬼ごっこやかくれんぼなど、体をふんだんに使った遊びが展開されるので自然と体力もつきます。
屋内では囲碁や将棋、レゴブロックやラキュー、人形遊びやママゴト、トランプやUNOなど、これもまた古くから続く遊びですね。
なので、バーチャルの世界で何の痛みもなく過ごすのではなく、人間的にとても豊かに成長することができます。

学童保育の遊び

ただ、社会生活に揉め事やケンカは必ずつき物です。
時に激しいケンカになることもあります。でも、ケンカも成長のひとつです。もちろん必ず指導員が間に入ってくれますが、悲しいかなどうしようもない事態になることもあります。
中にはせっかく学童に預けたのに学童でいじめられてしまったので、お子さんが学童に行きたがらず学童を辞め、保護者も仕事の勤務を変えざるを得なくなったというケースもなきにしもですね。

もちろんそんな風にならないためにも、学童保育所の指導員は日々いろんなことを勉強しています。

デメリットはやっぱり料金!?

学童保育に入所させるためには、保護者が働いている必要があります。私が勤めていた学童保育所でも「就労証明書」の提出が必須でした。しかも、週に3日以上(うる覚えなので数字は違うかもです)とか働く日数が決まっていましたね。
お金を稼ぐために働いて、家に帰るまでの時間子どもを学童保育所に預けているのに、学童保育所に預けるには料金が必要になる。
「なんか子どもを学童に預けるために働いてるみたい。
これやったら働かずに子どもと家で接しているほうがいいかな(笑)」
なんて声も実際に聞いています。

学童保育の料金

また、保護者会への加入が必要になることがあります。
基本、保護者会への加入はたいていの学童保育所では任意となっていると思いますが、殆どの場合が強制です。
そして保護者会活動が結構大変なこともあります。輪番で役員が回ってきたりすることもありますね。
特に保護者会活動が活発な学童では大変かも知れません。実際、それが苦痛で学童をやめる保護者も少なくないです。

私の個人的な意見としては、保護者会活動は必要ありません。
働く保護者のための学童保育なのに、働く保護者にさらに負担が覆いかぶさるのって変ですもん。

ただ、今でこそ公営やNPOなどの福祉団体の学童保育所が多数できていますが、ひと昔前は保護者会が運営している学童が殆どだったんですよね。今みたいに学童保育が認知・重要視されていなかったので、働く保護者たちは自分たちで何とかするしかなかったんです。
「みんなで力を合わせて、働きながらみんなの子を育てる」
そんなイメージですね。
先ほどの料金の話と重なりますが、働くために学童保育所に預けているのに、学童保育所に子どもを預けるために「学童保育所」を運営しなければならない・・・
運営と言うのはもちろん、お金の管理や事務的な作業、指導員の雇用なども含めてです。
保護者会運営の学童保育所は、保護者会が「ひとつの会社」だったんですよね。
それが当たり前だったんです。
というか、今でもそんな学童保育所もあるかも知れません。

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「みんなでみんなの子を育てる」

という言葉や意味はとても重要だと思いますが、だからと言って自分たちの生活を(料金的にも精神的にも身体的にも)苦しめることにはなんとなく拒否感がありますよね。

ただ、あくまでこれは私のいち意見であり、反対意見の人も多数おられます。
どっちが正解か、というかどっちの方がよりベターなのかは今の私には計れません。

さて次は、学童保育所に預けるときにかかる料金を見ていきましょう。

学童保育所の料金は月額いくらくらい?

働く親にとって気になるのが実際にかかる月額の料金ですよね。
学童保育に子どもを預ける料金は公立と民間によって利用料金はだいぶ差があります。

公立の学童だと自治体にもよると思いますが、おやつ代も含めて月6,000~12,000円くらいのところが多いようですね。
また自治体によって世帯ごとに料金が決められているところもあります。
民間の学童保育は週1回~預かることもできるようなので預ける日数によっても変わってくるかと思いますが、毎日預けるとしてだいたい10,000~50,000円くらいになることもあります。
この金額の差は一体?って思う方も多いでしょうが、民間の学童保育では様々な付加価値がついていることが多いです。
塾や民間企業が行っている民間学童ではスイミングや英会話、そろばんなどの習い事をさせてくれるところもあります。
また、ちょっとした体育を教えている学童保育もあるそうですね。
また、民間の学童保育所の場合は別途入会金も払う必要があるところも多いです。

1日の過ごし方は?

放課後、学校が終わったあとに学童にやってきた子どもたちは宿題をします。
ちなみに、学童保育では「子どもたちが学校から(学童保育所に)帰ってきた」
という言い方をすることが多いです。
低学年の子どもなんかだと、学童保育の指導員が学校まで迎えに行くこともあります。
宿題が終わったらおやつを食べ、そのあとは自由に帰る時間まで遊んだりして過ごします。
ただ、遊ぶことが全てというわけでもなく、ただ単に指導員に寄り添ったりしながらぼーっとする時間なんてのも大事にされますね。

季節によっては、学童保育所内でイベントがあったりしますね。
定番はクリスマス会なんかでしょうか。
近隣の学童保育所との合同イベントなんかもあったりします。
ドッジボール大会なんて良くやりましたね。

先にも述べましたが、民間の学童保育所では習い事をさせてくれるところもあります。
子どもも預けれて安心な上に習い事までさせてくれることに保護者からの喜びの声も結構聞きますね。
私が働いていたところも習い事をさせてくれるのですが、子どもたちは習い事よりも友達と遊ぶことのほうが楽しみであるようです。
親の心なんて子どもは知らないもんですね^^

早朝や延長保育などのサービスは?

以前は少なかったですが、最近では公立の学童保育所でも早朝や夕方の延長保育をしているところが増えてきました。
というのも、最近は延長保育を実施している学童保育所には補助金がたくさん出るようになってきているからですね。
基本的な保育時間は、平日だと学校が終わってから18時くらいまで。
そして延長が19時までというところが多いのではないでしょうか。
休日なんかは1日保育になるので、朝はだいたい8時頃からというところが多いと思います。
そして朝の延長保育が7時30分からといったところですね。

ただ、延長保育には別途料金がかかる場合が殆どです。
でもそれで助かる保護者も多いんですよね。

民間学童は公立よりも融通が利くのでさらに長い時間の早朝、夕方の延長保育をしている学童もあるみたいです。また費用はより高くなりますが、場所によっては夕食や入浴、送迎、お泊りというサービスもあるようですね。

宿題はしてくれるの?勉強を教えてくれるの?

学童保育で宿題する

子どもたちが学童保育所に帰って来たら遊ぶ前にすぐに宿題をするように言います。
ほとんどの子供たちは自分でやりますが、なかには宿題がはかどらず、家に帰る時間まで宿題が終わらない子もいます。

宿題で躓いていたら教えてあげますが、学童指導員は教員ではないのと、子どもたちが持ってくる宿題も全て同じものではないため、細かいチェックまではできません。(子どもたちの話を聞いていると、同じ学校で同じ学年でも担任の先生によって教え方が違うこともあり、「先生からはこう教わった!」と言われるとこちらもそれ以上は言えないことも多いです。)
お仕事で忙しいと思いますが、時々、お子さんのランドセルを確認して宿題の様子を確認したほうがいいのではないかと思います。

ただ学童保育所で宿題をする、しないについては、指導員によって意見が違います。

宿題はするべきだって意見もありますが、反対に宿題は家に帰ってからするべきだっていう意見もあります。
両者の言い分を簡単にまとめてみました。

 

まず宿題は学童保育所ではなく、家に帰ってからするべき派の意見

 

宿題を通じて親子が触れ合う時間を残しておくべき!

働く親にとって子どもと向き合う時間は少ないから、家に帰ってから宿題を一緒にすることで触れ合う時間を残すべきだよね!

 

学童保育所は子どもたちの遊びの場ですから!

学校は勉強、学童は遊びを教える場だから宿題はもちろん家でしょ!

他にもありますが、だいたいこんな感じでしょう。

 

反対に宿題は学童保育所でするべき派の意見としては

 

学校から帰ったら遊ぶ前に宿題をする週間をつけるべき!

子どもの人間形成の部分ですね。習慣は人をつくります。
やるべきことを優先することを教えるのは、生きていく中では必要な力のはずです!

 

保護者の負担を減らすためでしょ!

保護者は仕事で疲れて帰って、それから食事の支度をしたりします。
そんな状態で宿題を見るのは大変じゃん!

これも他にもありますが、だいたいこんな感じですね。

 

さてどっちがいいのでしょう?

ちなみに私はダンゼン「宿題は学童保育所でするべき派」です。

学童保育所は遊びの場だけでなく、子供たちにとって生活の場です。
また、確かに一緒に宿題をすることで親子の時間を共有できるかも知れませんが、働いて、疲れて帰って、(家事をこなして)、ストレスを溜めた状態で宿題を一緒にすると、ちょっと精神的にきついです。
実際、できないことに怒ったりしてしまうこともあります。

ちょっと意見が偏っているかと思われるかも知れませんが、これも私のいち意見でした。

指導員はどんな人?

小学校の教員免許状や保育士資格を持っている人もいますが、中には教員志望のアルバイトの学生、あるいは子育て中の主婦の方、教員志望でもないけれど子供が好きなので働いているという人もいます。
私も大学生の時に掲示板で「夏休みの指導員募集」という張り紙を見たのをきっかけで学童保育所で働いていたこともありました。

ひと昔前には、学童保育所の指導員に必要とされる資格はなかったので、学生の時にアルバイトをしていた時も含めて、研修やマニュアルは特にありませんでした。現場に入って直接子供と遊ぶ、わからないことにぶつかったら周りの職員にその都度尋ねるといった感じですね。最初の頃は子ども同士のケンカをうまくとりなすことが出来ず、子どもが「この先生だと解決できないからあの先生に話を聞いてもらおう」といってしまうこともしばしばありました。
子どもと一緒に成長させてもらた気がします。

2015年度からは、学童保育専門の資格として放課後児童支援員というのができています。
学童保育所の運営要件として、2名以上の放課後児童支援員の資格をもった人員基準ができているようですね。
これによって、これからの学童保育所のサービスも標準化されるかも知れませんね。

最後に

さて、ここまでいろいろと独断と偏見による学童保育についてをお伝えしてまいりました。
学童保育は業界自体がまだまだ発展途上で、サービスにもばらつきがあるかも知れません。
でも、指導員はみな、一生懸命お預かりする子どもと向き合って、成長する時間を一緒に共有していこうと思っているはずです。そしてそれを、預けている保護者のみなさんにお伝えしようと必死にいろいろ考えていると思います。

もしも学童保育に預けるなら、ただ預かってって言うだけでなく、どんな風に子育てについて考えているかしっかり指導員に伝えて下さると良いかと思います。

子どもを預かる指導員としても、ただ預かるのではなく、一緒に大切な子どもの成長を、喜びも悲しみも含めて共有していきたいと、きっと思っているはずです。

なんて、たまには真面目なことも言う私でした。

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